根拠なしに指摘しません
指摘には必ず、どの条項によるものかが付いてきます。触れる条項がなければ、ないと答えます。その指摘が本物かどうかを確かめるために人手を割く必要が減ります。
オントロジーと Why Path
エラーコードだけを返す検証器は、判定の理由を説明できません。MirrorMere は概念と規則、エラーと根拠条項をひとつのオントロジーに結び、その上で SHACL によって推論します。推論が通った道筋がそのまま理由になり、何が誤りか、なぜか、何を直すのかが一度に出ます。画面ではそれが Why Path として現れます。


ixbrlo:illegalMultipleUseOfId
a owl:Class ;
rdfs:subClassOf ixbrlo:ValidationError ;
rdfs:comment "id attribute reused across iXBRL elements that require uniqueness."@en ;
skos:note "Inline XBRL 1.1, Section 3 — ixe:illegalMultipleUseOfId"@en ;
skos:note "Inline XBRL 1.1, Section 4 — ixe:illegalMultipleUseOfId"@en ;
owl:equivalentClass <http://www.xbrl.org/2013/inlineXBRL/errors#illegalMultipleUseOfId> .
語彙は W3C 標準、最後の行が指すのは XBRL International が公表するエラー識別子です。当社が作った名前はありません。
入力
検証したファイル。
規則
XBRL 2.1 §3〜§5 の検査が走りました。
条項
違反 2 件。いずれも XBRL 2.1 §5.1.3.4 に結び付いています。
直すところ
ロール http://xbrl.org/role/conformance は link:label には使えません。
最後の 1 行が要点です。何が誤りかではなく、何を直せばよいかを示します。
信頼できる結果
検証結果は監査や提出の根拠になります。だから大事なのは二つです。答えがぶれないこと、そして「合格」が本当に合格を意味すること。推測や確率で答える部分がないので、同じ文書を百回入れれば百回同じ答えが出ます。
指摘には必ず、どの条項によるものかが付いてきます。触れる条項がなければ、ないと答えます。その指摘が本物かどうかを確かめるために人手を割く必要が減ります。
事情があって回せなかった検査は未実行と明記し、合格件数とは別に数えます。黙って通り過ぎたものがないので、異常なしという結果をそのまま受け取れます。
標準テストはビルドのたびに一緒に走り、ひとつでも壊す変更は出ていきません。新しい版を入れたからといって、先月の結論がひっくり返ることはありません。
もう一度回しても、同じ答え。
検証コア
仕様ごとにモジュールが分かれています。エンジンをまるごと入れても、実際に扱うものだけを選んでも構いません。
| 仕様 | 何を検査するか |
|---|---|
| XBRL 2.1 Core | 数値と期間、単位、勘定定義が食い違っていないか |
| XBRL Dimensions 1.0 | 部門や地域といった内訳が、許された組み合わせになっているか |
| XBRL Formula 1.0 | 会社や規制当局が別に定めた計算・検査の規則に合っているか |
| XBRL Table Linkbase 1.0 | 規制当局が定めた表の様式どおりに出るか |
| Inline XBRL 1.1 | 人が見る画面と機械が読むデータが食い違っていないか |
| Open Information Model 1.0 | 同じ内容を XML・JSON・CSV に移しても意味が変わらないか |
| Extensible Enumerations 1.0 / 2.0 | 定められた一覧から選ぶ項目が、本当にその一覧の値になっているか |
| Report Packages 1.0 | 提出のひとまとめが規格どおりに作られているか |
| Taxonomy Packages 1.0 | タクソノミの配布物が規格どおりに作られ、インターネットなしで解決できるか |
| Units Registry 1.0 | 通貨・株式数・百分率といった単位が標準登録簿どおりか |
| Link Role Registry 1.0 | 標準登録簿に載っている役割名を正しく使っているか |
| Transformation Rules Registry v3 / v4 / v5 | 画面の「1,234」や「2025 年 3 月」をデータ値に移す変換が規格どおりか |
Calculation 1.1 はコアに同梱されています。どの組み合わせを選んでも、返る結果はすべて同じ形です。
Pure Java と速さ
Pure Java なのでネイティブコードも、別途入れるものもありません。それでいて、テスト全体をビルドの中で回せるだけ速い。リリースのたびに一度ではなく、何かを変えるたびに、です。
所要時間は機材によって変わります。大事なのは正確な数値ではなく桁です。テストは公開されているので、お手元の機材で実際に測れます。
JVM が動く場所ならどこでも動きます。別途の導入物も、同梱すべき外部プログラムもありません。